大阪・関西万博2025の公式キャラクター「ミャクミャク」。
そのユニークな名前、ちょっと不思議な見た目に「何者?」と気になった方も多いのでは?
この記事では、名前の由来や意味、デザインに込められた想いをわかりやすく解説します!
読み終わる頃には、きっとあなたもミャクミャクが気になる存在になっているはず…!
名前「ミャクミャク」の由来と意味
「脈々と受け継がれる生命・文化・歴史」から命名
ミャクミャクという名前には、日本が古くから「脈々と受け継いできた命・文化・知恵」への思いが込められています。
まさに万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」にぴったりの言葉です。
“脈”とは、血の流れであり、歴史や文化の流れでもあります。
その「脈」がずっと続く姿を“ミャクミャク”というユニークな響きで表現しているのです。
血管(脈)や水の流れ(波紋)などをイメージ
ビジュアル的にも、ミャクミャクの赤い頭部は細胞や血管、青い身体は水や波紋を思わせるようなデザイン。
この見た目と名前がしっかりリンクしていて、「流れるもの」「つながるもの」の象徴として設計されていることが分かります。
つまり、「ミャクミャク」は、体内の命の流れ=“血脈”と、地球の水の流れ=“命の循環”を体現した存在でもあるのです。
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日本の伝統や知恵が未来に繋がっていくという願い
日本は、古来より自然との共生や調和を大切にしてきました。
農耕文化、工芸、礼儀作法、医術や建築の技術…。それらを現代まで“ミャクミャク”と受け継いできたのです。
このキャラクター名には、そうした“伝統の流れ”が未来にもしっかり続いていきますように”という強い願いが込められています。
音の響きが親しみやすく、子どもにも覚えやすい
「ミャクミャク」という名前は、その響き自体がユーモラスで耳に残りやすいのもポイント。
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柔らかくて音が繰り返される
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言葉としてリズムがある
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「みゃ」「く」にはあまりネガティブなイメージがない
こうした理由から、小さな子どもにもすぐ覚えてもらえる親しみやすさを意識して名付けられたそうです。
「ミャク」という音に愛嬌とインパクトを込めたネーミング
最後に、「ミャク」という言葉自体に持たせた意味について。
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「未来へつながる“命の線”」=“脈”
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「みゃくみゃくと受け継がれる思い」=“歴史と文化”
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音として面白い=“クセになる愛嬌”
というように、このネーミングは意味・ビジュアル・印象すべてがマッチした高い完成度を持っています。
“インパクト勝負”のようでいて、実はとても深い意味が込められている名前なんですね。
次は「デザインコンセプトとキャラ設定のポイント」をご紹介します!👾🎨
デザインコンセプトとキャラ設定のポイント
ミャクミャクは、そのユニークな名前もさることながら、見た目も「一度見たら忘れられない」というほど個性的です。
なぜこのようなビジュアルになったのか?
そこには万博のテーマと深く結びついた、明確なデザインコンセプトと世界観があります。
「いのちのかたまり」+「知恵のかたまり」という2つの要素
ミャクミャクは、コンセプトとして2つの側面を持っています。
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いのちのかたまり(赤い部分)
→ 細胞や血管のような形状で「命の流れ」「生命の本質」を表現 -
知恵のかたまり(青い部分)
→ 水のように形を変え、柔軟に世界を旅する「流動的な知恵」
この2つが組み合わさることで、生きた知恵・生きる力を象徴する存在として描かれています。
組み替え可能なカラダ=変化と多様性を象徴
ミャクミャクの体は「水」のように変幻自在。
しかもパーツが組み替え可能という設定があり、「変化できる」「進化できる」「多様性を受け入れる」存在として描かれています。
これはまさに、2025年大阪・関西万博のテーマである
「いのち輝く未来社会のデザイン」
と見事にリンクする要素です。
赤い頭部=細胞、青いカラダ=水や知恵
デザインとしては、
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赤い頭部:いのち・血・細胞・エネルギー
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青い体:水・知恵・変化・地球の循環
というビジュアル的にもメッセージ性のある色分けがされています。
この2色の対比がインパクトを生み、不思議さと親しみやすさが共存したデザインに仕上がっています。
見た目は不思議でも「人懐っこい性格」設定
ミャクミャクは、見た目はちょっと奇抜でも、実はとてもフレンドリーでやさしい性格という設定です。
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いろんな国や人に興味津々
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自分の姿も変化させながら人と交流
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新しいものが大好きで、学びたがり屋さん
という“旅する知性体”のようなイメージで、多様性を肯定する存在として描かれています。
プロフィールでは「姿を変えながら世界を旅する存在」
公式プロフィールによると、ミャクミャクは、
「世界中を旅して、いろんな文化や知恵と出会い、自分をアップデートし続けている存在」
というコンセプトで、ひとつの固定されたキャラではなく、変化と成長を続ける“生きたシンボル”とされています。
これは、「未来を創る万博のキャラクター」として非常に現代的なコンセプトだと言えるでしょう。
次は「 名前の公募・選定プロセスについて」をご紹介します📮✨
4. 名前の公募・選定プロセスについて
ミャクミャクという個性的な名前は、全国からの公募を経て決定されたものです。
そのプロセスはまさに“万博らしい”、多様性と参加型を重視した流れとなっていました。
ここでは、その選定の裏側をわかりやすくご紹介します。
キャラクター決定後、全国から愛称を公募(応募数3万件超)
2022年3月、公式キャラクターのビジュアルが発表されると同時に、愛称の一般公募がスタートしました。
全国の子どもから大人まで、幅広い世代が応募し、その数はなんと3万319件にも上りました。
応募期間中はSNSでも「#万博キャラの名前」などのハッシュタグがにぎわい、「名付け親になりたい!」という声が多数投稿されていました。
選ばれたのは「ミャクミャク」+9つのファイナリスト
集まった名前の中から、万博協会によって最終候補10案が選出されました。
その中には、
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ミャクミャク
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ツナガリン
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ミラクロ
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オミズン
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ユメト
…などなど、「未来」「水」「命」「調和」をテーマにした個性的な名前が並びました。
そして2022年7月18日、ついに愛称が「ミャクミャク」に決定!
最終的に「ミャクミャク」が選ばれ、SNSで賛否両論に
発表直後、SNSではトレンド入りするほどの大反響。
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「クセが強すぎて逆に好き!」
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「じわじわ来るネーミング」
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「絶対忘れない名前」
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「なんで“ミャクミャク”なんだ(笑)」
という“賛否というより“混乱とウケ”の嵐”とも言える反応が寄せられました。
しかしそれこそが、「人々の記憶に残るキャラ」という意味では大成功だったとも言えます。
「覚えにくい」「クセになる」「かわいい」と話題沸騰
多くの人が最初は「ちょっと言いにくい」「不思議すぎる」と感じたものの、日が経つごとにその響きと見た目に慣れ、「ミャクミャク、なんか気になっちゃう存在」という声が続出しました。
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— 2025大阪・関西万博公式ライセンス商品【公式】 (@expo2025product) March 22, 2025
この“クセになるキャラ名”という特徴は、SNS時代の拡散力とも相性抜群で、子どもたちの間でも「言いたくなる名前」として定着しつつあります。
選定の決め手は“親しみやすさとコンセプトの一致”
万博協会の発表によると、ミャクミャクが選ばれた理由は、
「親しみやすく、子どもでも口にしやすい音感と、
“脈々と受け継がれるいのち”というコンセプトに合致していること」
つまり、意味・響き・未来感がバランスよく融合した名前だったというわけです。
このように、ミャクミャクは“みんなで育てるキャラクター”として誕生し、今後も多くの人と関わりながら成長していく存在として期待されています。
まとめ
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「ミャクミャク」という名前は“命や文化が脈々と受け継がれる”という意味から
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名前の響きには親しみやすさ+インパクトを意識
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デザインは「いのち」と「知恵」の融合を体現
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公募から選ばれ、SNSで話題沸騰