卵の高騰が話題になって、一体いつまで続くのかと思いますね。
卵の高騰で注目されているのが「乾燥全卵」です。
乾燥全卵は鶏卵を卵白と卵黄を分けずに乾燥させた製品で、卵白と卵黄を分けることなく、水分を抜いて乾燥させることで長期保存も可能なのです。
乾燥全卵の使い方も、「水を加えてよく混ぜる」と簡単です♪
保存方法をしっかりすれば、長期保存も可能。
乾燥全卵を使ったレシピとは、どんなレシピなのか?
そこで、乾燥全卵の一般的な使い方や、詳しい保存方法や様々なレシピをまとめました。
乾燥全卵の使い方は?
卵が値上がりしていることもあり、乾燥全卵が注目されていますね!
乾燥全卵は、卵を乾燥させて粉末状にしたもので、乾燥全卵1に対して3~3.5倍の水を加え溶かして使います。
卵を生で使うことができない場合や、卵白と卵黄を分けたくない場合などに便利に使用することができます。
乾燥全卵の一般的な使い方をご紹介します。
- 乾燥全卵は、卵1個分(約10g程度)の量を計量カップなどで測ります。必要に応じて量を増減します。
- 測った乾燥全卵に、同量程度の水を加えてよく混ぜます。混ぜ方によっては、泡立て器やミキサーを使用して、均一な液体になるように混ぜると良いでしょう。
- 乾燥全卵液を、卵液が必要なレシピに合わせて使用します。一般的には、オムレツや卵焼き、ケーキなどに使用されます。また、パンやうどんなどの食パンにも使用されることがあります。
乾燥全卵液の濃度は、必要に応じて調節することも可能なので便利です♪
乾燥全卵液を濃くすると、卵の風味が強くなりますが、レシピによっては液体が濃すぎると固くなる場合があるため、そのつど調整するのが望ましいです。
以上のように、乾燥全卵は、卵液を必要とする料理やお菓子作りに便利に使用できます。
必要な量を測り、水を加えて混ぜた後にレシピに合わせて使用するといいですね。
乾燥全卵は、生の卵を使用する場合と同じように、多くの料理やお菓子作りに利用することができるので、代表的な使い方をいくつかご紹介します。
- 卵液の作成:乾燥全卵を水で溶いて卵液にすることができます。卵液は、オムレツやスクランブルエッグなど、調理のベースとなる料理に利用されます。
- 粉末状態で使用する:乾燥全卵を粉末状態で利用することができます。パンやケーキなど、お菓子作りに利用する際には、生地に混ぜ込むだけでよく、使い勝手が良いです。
- コーティングに利用する:揚げ物の衣などに、乾燥全卵を利用することができます。衣にまぶしてから揚げることで、よりサクサクとした食感を楽しむことができます。
- スープやシチューのとろみ付け:乾燥全卵を加えることで、スープやシチューにとろみを付けることができます。乾燥全卵を溶いた液体を少しずつ加え、火を通しながら混ぜることで、とろみが出ます。
以上のように、乾燥全卵は、さまざまな料理やお菓子作りに利用することができます。
乾燥全卵は、好みの濃度に調整して作れるというところや、揚げ物の衣、シチューやスープなどのとろみを付けなど、様々な用途で使用できるところが便利です♪
粉末なので長期保存も可能なことから備蓄用として購入する場合も多いようですね(^^)
乾燥全卵の保存方法は?
長期保存も可能といわれる乾燥全卵ではありますが、保存方法はきちんとしておかなければなりません。
乾燥全卵の主な保存方法については以下のようになります。
乾燥全卵は密封された袋や容器で保存
乾燥全卵は、密封された袋や容器に入れ、直射日光や高温多湿を避けた冷暗所に保存します。
常温で保存もできる!といわれていますが、常温で保存すると品質が劣化しやすく、雑菌や虫の繁殖の原因になります。
なので、必ず涼しい場所で保存するようしておくことが良いと思います。
こういったアルミパウチで保存しておくと良さそうです♪
乾燥全卵は開封後早めに使いきる
開封後は、早めに使い切ることをおススメされていますね。
長く使いたいところではありますが・・・。
ただ、量も多く、なかなか早めに使いきるのも難しそうなので、密閉容器に移し、冷蔵庫で保存しておきましょう。
開封してしまったあとは、湿気を吸収しやすくなってしまい、品質の劣化が進行しやすくなります。
なので、やはり開封後はなるべく早めに使い切るのが良さそうです><
乾燥全卵の虫対策
乾燥全卵の湿気やカビ、虫対策として、保存容器に乾燥剤を入れることをおすすめします。
特に梅雨時期や夏場は湿気が多く、虫の発生が増えるため、より注意が必要になってきます。
乾燥全卵の保存方法は涼しい場所での保存と密封が重要です。
開封後は早めに使い切るか冷蔵庫で保存し、湿気や虫対策として乾燥剤を使用するのも良いですね♪
乾燥全卵を使ったレシピ!
乾燥全卵は、多くのベーキングや調理のレシピに使用することができます。
乾燥全卵を使用した代表的な料理やお菓子の例をいくつかご紹介します。
【オムレツ】
【材料】
- 乾燥全卵 大さじ2
- 牛乳 1/4カップ
- 塩、こしょう 少々
- バター 小さじ 1
- お好みの具材(例:ハム、チーズ、トマト、玉ねぎなど)
【作り方】
- ボウルに乾燥全卵、牛乳、塩、こしょうを入れてよく混ぜます。
- フライパンにバターを加え、中火で溶かします。
- 具材を加え、数分間炒めます。
- ボウルに混ぜた卵液をフライパンに注ぎます。
- 焼き色がつくまで中火で焼き、半分に折って仕上げます。
【スクランブルエッグ】
【材料】
- 乾燥全卵 10g
- 牛乳 20ml
- 塩、こしょう 適量
- バター 適量
【作り方】
- 乾燥全卵に牛乳を加えてよく混ぜます。
- フライパンにバターを溶かし、1の卵液を加えます。
- 軽くかき混ぜながら火を通します。
- 塩、こしょうで味を調え、好みの固さになるまで加熱します。
- お皿に盛り付けて完成です♪
【とんかつ】
【材料】
- 豚ロース肉 300g
- 乾燥全卵 20g
- パン粉 適量
- 塩、こしょう 適量
- サラダ油 適量
【作り方】
- 豚ロース肉を適当な大きさに切ります。
- 乾燥全卵をボウルに入れ、水を加えてよく混ぜます。
- 肉に塩、こしょうをふり、2の卵液に漬けます。
- 肉にパン粉をつけます。
- サラダ油を熱したフライパンで、肉を焼きます。
- 両面をカリッと焼いたら、火を止めて完成です。
【パンケーキ】
【材料】
乾燥全卵 大さじ2
- 薄力粉 1カップ
- ベーキングパウダー 小さじ 1
- 砂糖 大さじ1
- 牛乳 1カップ
- サラダ油 大さじ2
【作り方】
- ボウルに乾燥全卵、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖を入れてよく混ぜます。
- 別のボウルに牛乳を入れ、卵液に少しずつ加えながら混ぜます。
- サラダ油を加え、よく混ぜます。
- フライパンを中火で熱し、生地を適量注ぎます。
- 表面に穴が開いたら、裏返してもう一度焼きます。
- 全て焼き上げたら、お好みのトッピングをのせて完成です。
【パン】
【材料】
- 薄力粉 300g
- 乾燥全卵 15g
- グラニュー糖 20g
- 塩 5g
- ドライイースト 5g
- 牛乳 160ml
- 水 40ml
- バター 30g
【作り方】
- ボウルに薄力粉、乾燥全卵、グラニュー糖、塩、ドライイーストを入れ、よく混ぜます。
- 牛乳、水、バターを加えて、全体を混ぜ合わせます。
- 手でこね、耳たぶのような滑らかな生地を作ります。
- 生地をボウルに戻し、ラップをして30分ほど発酵させます。
- 生地を手でこね、好みの形に成形します。
- オーブンを180度に予熱し、成形した生地を入れて25分程度焼きます。
- 色がきれいに焼けたら、オーブンから出して冷まして完成です。
【チョコレートケーキ】
【材料】
- 乾燥全卵 100g
- 砂糖 80g
- 薄力粉 80g
- ココアパウダー 20g
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 牛乳 60ml
- サラダ油 60ml
作り方:
- 乾燥全卵をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜます。
- 砂糖を加え、さらに混ぜます。
- 薄力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダーを合わせてふるい、1に加え、よく混ぜます。
- 牛乳、サラダ油を加え、さらに混ぜます。
- オーブンを180℃に予熱し、焼き型に生地を流し入れます。
- 約25分焼き、竹串を刺して生地が付着しなければ完成です。
ほかにも卵焼きや、クッキー、マフィンなど、いろいろな料理やお菓子作りに幅広く手軽に使えます♪
卵かけごはんとか気になりますね!
しかし、生の卵を使用した場合とは違う味わいや食感になるようですね・・・。
乾燥全卵を使ってお好みのものを作ってみてくださいね!
乾燥全卵の使い方は?保存方法やレシピも紹介!まとめ
卵の値上がりによって注目されている乾燥全卵。
乾燥全卵の概要についてまとめてみました。
【特徴】
- 水分が抜かれた粉末状なので、保存が効き、長期間の保存が可能。
- 生鮮卵と同様に、卵白と卵黄がまとめて含まれている。
- 調理の際に水を加えることで、生鮮卵と同様の様々な料理に利用できる。
- 栄養価は、生鮮卵に比べると劣る傾向がある。
【使い方】
- 炒め物、煮物、和え物、スープ、ケーキなど様々な料理に利用できる。
- 水や牛乳、クリームなどを加え、生鮮卵の代わりに使用することができる。
- 乾燥全卵は、生鮮卵と比べて軽いため、材料の計量などで注意が必要。
【保存方法】
- 密封容器に入れ、湿気のない冷暗所で保存する。
- 開封後は、早めに使い切ることが望ましい。
【注意点】
- 乾燥全卵は、生鮮卵に比べると栄養価が劣るため、バランスの良い食事を心掛けることが大切。
- アレルギーを持つ人は、卵アレルギーの症状が出る場合があるため、注意が必要です。
- 製造方法や品質管理によっては、微生物汚染や賞味期限切れの場合もあるため、購入する際は注意が必要。
乾燥全卵は通常の生卵に比べて水分が少ないため、液体の分量を調整する必要がある場合があります。
生卵に含まれるビタミンB2やビタミンB6が減少してしまうため、栄養価はやはり生の卵よりは劣ってしまうようですね><
乾燥全卵は、生鮮卵に比べて長期保存が可能ですが、保管場所は冷暗所で密閉した容器に入れて保存するようにしましょう。
高温・高湿の場所に置くと品質が劣化してしまうおそれがあるため、注意が必要です!
また、粉末状なので、混ぜやすく、レシピの分量も正確に計れる点も利点となっています。
一度に必要な分だけ取り出して使うことができるので、無駄を減らすこともできるのでいいですね♪
乾燥全卵は、卵液を必要とするレシピの材料として使われることが多く、乾燥全卵を使用した料理の例としては、パンやケーキ、クッキーなどのベーキングに使用するほか、オムレツやパンケーキ、カプチーノなどなど幅広い料理にも使われます。
乾燥全卵は、市販のものがスーパーやインターネットで手軽に購入できるほか、専門店や通販で有機やフリーレンジなどの特別な卵を使用した製品も販売されています(^^)
非常時の備蓄食品としても重宝されています。
乾燥全卵は、様々な料理に利用できる便利な食材ですので、ぜひ活用してみてください。